キャンプ場に慣れてくるとやってみたくなる野営。
知名度の高いキャンプ場は人が多く、「静かにキャンプをしたい」という人にとってデメリットでもあります。
そこで行き着くのが野営です。
野営のメリットは
- 一人の時間を楽しめる
- 自然と一体化できる
など、数は多くはありませんが、言葉では言い表せない魅力が詰まっています。
ただ野営は敷地の許可や火の使用など法律で定められている部分もあり、敷居が高いのも事実。
そんな人にオススメしたいのが、環境整備の整っていないキャンプ場です。
整備されていないキャンプ場は、人が来る事が少ないので、キャンプ場を独り占めする事ができ、キャンプ場という認められた場なので、キャンプをしても良いという安心感もあります。
一人の時間を楽しむソロキャンプや野営の練習に打って付けなので、普通のキャンプに飽きてきたという方は是非利用してみてください。
環境の悪いキャンプ場で野営気分を味わおう!!
今回、環境の悪いキャンプ場としてピックアップした基準は以下です。
- 無料で予約も不要
- 設備は不親切で使いにくい
- 草木はほぼ放置
- 利用者が少ない
- ゴミの放置が少ない
- 好きな人しか来ないのでマナーが守られている
ただ無料という弊害と言いますか、タイミング悪く(良く?)草木が処理されていたり、人と鉢合わせする事もあるので、保証はできません。
周南市 菅野ダム中ノ島公園キャンプ用広場
フリーサイトですが、3区画に分けられており、1日3組のみという限定的なキャンプ場です。
一番の特徴は焚火サークルですが、焚火サークルしかありません。
区画のうち1つはダムまで下りる事ができ、広大なダムを一望する事が可能です。
焚き火サークルは大型のキャンプ場で共用で使える事は多いですが、このキャンプ場は区画に分けられているので、焚火サークルを独り占めする事ができます。
周南市 烏帽子岳ウッドパークキャンプ場
予約や手続きが必要です
キャンプ好きのライターですら「もう無理」と声を上げたこのキャンプ場。
あまりに管理が行き届いておらず、野営というより廃キャンプ場に近い環境です。
怖いもの見たさという楽しみ方もアリかもしれません。
ハッキリ言うと不人気なので、完全に人との遭遇を遮断したい人にはオススメです。
山陽小野田市 物見山総合公園キャンプ場
トイレはありますが、キャンプに使える物は水道くらいしかない小さなキャンプ場です。
駐車場からキャンプ場までの距離が遠く、階段もあるので荷物の運搬がネックになります。
来場の際はミニマムな装備で来る事を強く推奨。
キャンプ場内にはブッシュクラフトの痕跡があり、ヘビーなキャンプ愛好家も使用しているようです。
上関町 皇座山キャンプ場
地面が硬く、風も強いので、それなりの道具と知識が必要なキャンプ場です。
初挑戦の際は自分の腕試しとして利用する事をおすすめします。
山奥のキャンプ場で、落石で通行止めになっている事もあるので、第二候補を決めてから来場ください。
ライターが何度も使用していますが、一度も利用者と出会った事がないほどに人が来ないキャンプ場です。
萩市 阿武川河川公園
オススメ無料キャンプ場としても紹介している、阿武川河川公園。
敷地面積がとても広く、管理はされていますが、広大さ故に管理が行き届いていないエリアもあります。
綺麗な場所は初心者も使えますが、管理されていない場所もあるので、そこは野営感を体感する事ができます。
初心者でも使えるので、完ソロは無理かもしれませんが、敷地面積が広いので距離を取る事も容易です。
奥に入れば「公園」という感じは無くなり、気分はまさに野営。高架下という珍しいロケーションも見逃せません。
環境の悪さも見方を変えればメリットです!
「人気の無いキャンプ場に光を」と思って書いてみたこの記事。
設備が整っておらず人気のないキャンプ場なので、一般的には避けたくなる要素が多いのですが、「不自由を楽しみたい」という本当のキャンプ好きにとっては大きなメリットです。
手軽に野営気分が味わえる、不人気のキャンプ場。
一人の時間を味わいたいという、生粋のキャンパーは是非利用してみてください。