千畳敷は山口県の観光地の一つです。
日本海を眺望できる高原であり、施設内にあるカフェ カントリーキッチンの屋上は撮影のスポットとしても人気を博しています。
キャンプ場としては、高原という事で、地面は草地のサイトで、日当たりも良好。
サイトのほぼ全域がフラットなので、ギアを広げて快適に過ごす事ができます。
そして、何より好きなタイミングで日本海の景色を楽しむ事ができる事もオススメしたいポイントの一つです。
通年利用可能な有料キャンプ場なので、気軽に利用したい所ですが、最も注意するべきポイントとしては風が強いキャンプ場だということです。
そんな千畳敷高原キャンプ場について詳しく解説していきます。
通年通して風が強い
既に千畳敷に観光として来た事がある人や、風力発電の風車を見て気付いた人もいると思いますが、千畳敷は通年を通して風の強いキャンプ場です。
キャンプに慣れた人でも「フレームが折れた」というエピソードもあるほどなので、設営の際は風の抜けるタープの張り方や、フレームが複数ある風に強いテントを推奨します。
また風の対策について解説したページもあるので、こちらも参考にどうぞ。
利用手続きは カフェ カントリーキッチンで
千畳敷キャンプ場の利用の手続きは施設内にあるカフェ、カントリーキッチンで行います。
チェックイン、チェックアウト時刻は決まっておらず、長めの観光を楽しんだ後や、ゆっくりと朝食を食べた後など幅広い時間に設営、撤収をする事ができます。
尚、支払いは後払い制となっており、チェックアウトの際に支払いを行います。
また、カントリーキッチンの屋上は展望台になっています。
展望台からは千畳敷のキャンプサイトや、日本海を眺望する事ができるので、是非一度足を運んでみてください。
お問い合わせ先も同カフェへ
予約不要のキャンプ場なので、キャンプ場へ連絡する事は無いと思いますが、キャンプ場への問い合わせはカントリーキッチンに連絡すれば良いそうです。
というのも、千畳敷高原キャンプ場が紹介されている「ななび」の連絡先に何度連絡しても電話が繋がりませんでした。
長門市観光協会にメールにて問い合わせたところ、カントリーキッチンへ連絡するように返答を頂きました。
車はキャンプサイト側の下段駐車場へ
千畳敷高原キャンプ場の駐車場は上段(カントリーキッチン側)と下段(キャンプサイト側)の2箇所にあります。
特に理由が無ければ、キャンプで訪れた人はキャンプサイト横の下段駐車場に駐車しましょう。
荷物の運搬面もありますが、カントリーキッチン方面の上段駐車場からは傾斜に加えてバリケードもあります。
扱いやすい草地のキャンプサイト
千畳敷高原キャンプ場は大きく駐車場横のサイトと日本海側のサイトの2つに分かれています。
料金に違いは無く、行き来も簡単なので、自分の用途に合わせて設営しましょう。
双方ともに車の乗り入れは不可のフリーサイトとなっているので、荷物が多い人は駐車場側のサイトを利用するのが利便的に良いです。
キャンプをメインに楽しむなら駐車場側キャンプサイト
駐車場側のキャンプサイトは全域がフラットで、敷地面積もとても広いので、他の利用者とのスペースも取り易いです。
しかしトイレや炊事棟は日本海側のサイトにあるので、日本海側のサイトと比較すると設備まで足を運ぶ距離が長めとなっています。
また日本海に面していない分、やはり景観は控えめで、どちらかというと人気の無いサイトです。
子供の遊び場としても十分の広さ
人気が無いという点を良く捉えると、スペースが空いている事が多いので、子供の遊び場としても利用できます。
日本海側は傾斜もあり、風も吹き抜けやすいので、遊び場として比較すると駐車場側の方が快適に遊びに専念できます。
また駐車場側サイトの隅には子供が遊べる遊具もあります。
と言ってもあるのはロープで組まれたジャングルジムのみですが、遊具があるキャンプ場というのは山口県内では希少です。
日本海の景色を楽しむなら日本海側キャンプサイト
日本海の景色を楽しみたいなら、やはり日本海側キャンプサイトがオススメです。
駐車場側のサイトとは逆に、トイレと炊事棟の距離が近い事がメリットで、駐車場からサイトまでの遠さがデメリットです。
駐車場からサイトまでですが、地面はフラットですし、一部整備された遊歩道もあるので、きちんと活用すればデメリットも軽減できます。
区画サイトの名残りも
補足程度に覚えておいてほしいのですが、日本海側のサイトにはテーブルがあり、テーブルの横には盛り土をしてある場所がありました。
おそらく以前はここが区画サイトとして利用されていたのでしょう。
盛り土をしてある区画の地面の硬さは確認していませんが、「地面が硬く設営が難しい」という場合は、盛り土をしてある場所を使ってみても良いかもしれません。
環境整備は平日のみかも
トイレは男女別で、男性側が小便器2つと和式の大便器が1つ。
綺麗に整備されている雰囲気はありましたが、訪れたのが連休最終日という事があってか、汚れている部分もありました。
またトイレ棟には身障者用の個室も1つあります。
身障者用のトイレは洋式トイレに汚物流し、着替えスペースもあり、充実した設備が揃っていました。
炊事棟はかまどが16個とシンクが4つに蛇口が2つずつ。加えて立水栓も2つあります。
ゴミの持ち帰りは必須だが、ポイ捨ての痕跡も
千畳敷高原キャンプ場はゴミの持ち帰りが必須です。
ですが、かまどに灰や炭が捨ててあったり、炊事棟の奥のブロック塀にゴミを隠したりといった形跡も見られました。
誰もが嬉しい格安料金
千畳敷高原キャンプ場の料金は以下のようになっています。
5人以下/500円
6~10人/800円
11~30人/1,200円
31~50人/1,800円
51~70人/2,500円
71人以上/3,000円
※デイキャンプは無料
千畳敷高原キャンプ場|ながと観光なび ななび
一人500円でも格安の部類に入るかと思いますが、5人で利用すれば一人当たり100円という超格安のキャンプ場となります。
また予約は不要なので、当日の気分で来ても問題ありませんし、無料のデイキャンプという点を活かして友達とバーベキューとしてもオススメです。
キャンプ場やキャンプ場周辺には物販は無いので、食材やギアなど忘れ物の無いように注意しましょう。
元乃隅稲荷神社や黄波戸温泉にも行ってみて
元乃隅稲荷神社の名前は知らなくても、画像を見れば分かる人も多いのではないでしょうか。
以前から観光地として存在していたのですが、海外の日本を紹介する番組で紹介され、知名度が跳ね上がり。
潤った神社は鳥居の改修や境内の修繕、駐車場の整備なども行われ、以前より更に見栄えする観光地となりました。
神社というと子供は興味のないジャンルかもしれませんが、鳥居の額束に設置された賽銭箱は大人から子供まで楽しめる事は間違いナシです。
元乃隅稲成神社の他にも地元の方に愛される黄波戸温泉でキャンプの疲れを癒す選択肢もあります。
山口県内にオーシャンビューを楽しめる露天風呂はいくつかありますが、その多くが宿泊施設の温泉であり、少々割高です。
そういった意味では黄波戸温泉交流センターは日帰り専用の温泉で、オーシャンビューというコストパフォーマンスに優れる珍しい温泉となっています。
本文や画像でも伝わると思いますが、本当に広いキャンプ場です。
予約不要でフリーサイトというと、自分の設営スペースが無い場合がある事が悩みですが、カントリーキッチンへ問い合わせた所、「これまでに満員になった事はない」という心強い回答をいただきました。
ただし、キャンプ人口の増加や、利用者が増える事によって設営スペースが次第に狭くなる点には用心を。
また利用者が多く、炊事棟から遠くに設営する場合に備えて、ウォータータンクやキャリーワゴンがあると心強いです。
千畳敷高原キャンプ場データ
キャンプ場タイプ | 平原キャンプ場 |
キャンプサイト | フリーサイト(乗り入れ不可) |
予約 | 不要 |
料金 | 有料 |
休日 | なし |
営業期間 | 通年 |
トイレ | あり |
水道 | あり |
シャワー | なし |
かまど | あり |
ハンモック | 不可 |
ペット | 可 |
アクセス
住所 | 山口県長門市日置中1138-1 |
電話番号 | 0837-37-3824(カントリーキッチン) |