周防大島町 青少年旅行村

青少年旅行村は周防大島町にある有料キャンプ場です。

大島には3つのキャンプ場があり、共通して近くに海水浴場がありますが、この大島青少年旅行村は

  • 3つのキャンプ場の中間に位置し
  • 3つのキャンプ場で中間の海岸の広さを持ち
  • 3つのキャンプ場で最も海を近くに感じる事ができる

というキャンプ場となっています。

青少年旅行村は逗子ヶ浜海水浴場を兼ねており、逗子ヶ浜キャンプ場と紹介しているホームページも。

広大な砂浜でのキャンプを期待していましたが、実際は海水浴場の一部を利用した作りとなっており、サイトは小さめのフリーサイトです。

張れるテントの数はざっと見積もって20張り程度で、車の乗り入れも不可となっています。

キャンプ場にはコインシャワーも設置されており、夏は海水浴とキャンプをセットで楽しむ事ができます。

目次

林間エリアと平地エリアで2つの楽しみ方ができるキャンプサイト

周防大島町青少年旅行村 キャンプサイト
周防大島町青少年旅行村 キャンプサイト

青少年旅行村は小さなキャンプサイトですが、その中で砂浜の平地のエリアと、木のある林間エリアに分けられています。

平地のエリアは海に近く、オーシャンビューを楽しめるサイト

林間エリアでは木が程よい間隔を保っており、ハンモック等を使って楽しむ事のできるサイトとなっています。

林間エリアには焚き付けに利用できる松ぼっくりも落ちており、キャンプらしらをより加速してくれます。

砂の地面には要注意

地面は平地のエリアも林間のエリアも海岸と同様の砂となっており、短いペグなら手でも入るほど。

手軽に設営ができるという点ではメリットかもしれませんが、甘いペグダウンではテントが固定できず、風が吹いた際には危険が伴います。

安心して一晩過ごすためにも、長めのペグやサンドペグは必携です。

若干の曖昧さが残るキャンプ可能エリア

周防大島町青少年旅行村 キャンプ可能エリア
周防大島町青少年旅行村 キャンプ可能エリア

キャンプが可能なエリアの隅には、上の画像のように「キャンプ場」と書かれた杭が打ってあります。

海側には杭が2本あるので、海岸ではキャンプができない事が明確に分かるようになっていますが、海とは反対の山側には杭が1本しかなく、若干の曖昧さが残っています。

曖昧な点は不安ではありますが、ハイシーズンなど利用客が多い場合でも奥の方まで広く使えるので、柔軟な対応もできます。

困ったら管理人に確認しましょう

古さは感じるものの、綺麗な管理状況

周防大島町青少年旅行村 管理棟
周防大島町青少年旅行村 管理棟
周防大島町青少年旅行村 炊事棟
周防大島町青少年旅行村 炊事棟

青少年旅行村の設備はかなり古いようで、手続きを行う管理棟はかなりの老朽を感じました

ただ、手続きに関しては、書類を書くだけなので、キャンプに関しては問題ではありません。

トイレも外見には古さを感じさせますが、中は綺麗に清掃されており、気持ちよく利用する事ができます。

炊事棟もトイレ同様に綺麗に清掃されており、設備としては水道とかまどが8つずつあります。

この炊事棟は少し新しい設備のようで、利用不可能な古いかまども確認できました。

最も古さを感じさせる管理棟も利用時(2021年2月)は建て替えの真っ最中でした。

ゴミや灰の処理もキャンプ場にお任せ

周防大島町青少年旅行村 ゴミ捨て場
周防大島町青少年旅行村 ゴミ捨て場

炊事棟には水道、かまどの他に灰捨て場もあります。

灰を処理するタイミングというと、やはり食後です。

食後の片付けの際に灰も一緒に処理できるのは、導線としてとても使いやすく、嬉しいポイント。

キャンプで出るゴミもキャンプサイト入口にゴミ箱が設置されており、撤収の際にゴミを捨てて帰られるというアクセスの良さも無駄がありません。

ゴミの処理費用も無料となっており、綺麗なキャンプ場を保つ一つのポイントにもなっています。

「ゴミは必ず持って帰ること」という看板がありますが、受付けの際にゴミの処理について説明していただきました。

トイレの横に粗大ゴミ置き場

周防大島町青少年旅行村 粗大ゴミ置き場
周防大島町青少年旅行村 粗大ゴミ置き場

サイトから少し離れているので、キャンプ中はあまり気にはなりませんが、何故かトイレの横に粗大ゴミ置き場があります

いくつか漂流物もあるようでしたが、どう見ても一般家庭やキャンプで出るゴミではなく、長い間放置しているように見えました。

元々は建屋があって、倒壊か解体したようにも推測できましたが、理由はどうであれ、利用者としては少し不快です。

海に最短距離で行けるケビン

周防大島町青少年旅行村 ケビンから海へ
周防大島町青少年旅行村 ケビンから海へ

ケビンは利用していないので、外観とホームページからの情報です。

大島青少年旅行村には4人用のケビン2棟、6人用のケビンが9棟あります。

各棟には海に直接行ける梯子があるので、海へのアクセスも良く、他の棟の前を通る事もないので、ケビンから海を見たい人の景観を損なうこともありません。

管理人に話を聞いたところ、海水浴シーズンには多くの人が利用するそうです。

格安の利用料金と高めの駐車料金

周防大島町青少年旅行村 海
周防大島町青少年旅行村 海

青少年旅行ではデイキャンプは無料テント持ち込みの宿泊が310円(2021年2月現在)という低価格で宿泊のキャンプができます。

キャンプそのものは低価格なのですが、駐車料金が車が520円、バイクが200円と高価になっており、デメリットと言わざるを得ません。

車で来ると、キャンプ場の利用よりも高い値段となり、更にの駐車料金は1日の値段なので、宿泊をすると1000円を超える駐車料金となります。

駐車スペースは120台と、キャンプサイトとケビンの利用者に対して過剰とも言えるサイズ感です。

人数が増えれば、一人当たりの料金は安くなる

高めの料金して紹介しましたが、これはあくまでソロで利用した場合です。

310円は持ち込みのテントの価格となっており、人数による増額はありません

持ち込みのテントが1つで3人で利用すれば駐車料金を含めても、一人あたり500円以下で利用できます。

家族での利用となれば車は1台ですし、料金設定の美味しい所を存分に味わえます。

海水浴場と考えれば妥当な駐車料金かも

何度か書いているように、このキャンプ場は夏場は海水浴場としても利用されます。

大島の海は瀬戸内海でも群を抜いて綺麗で「瀬戸内のハワイ」と呼ばれるほどです。

この海を求めてくさんの利用客が訪れるので、高めの駐車料金もある程度は納得できるのではないでしょうか。

駐車スペースの多さも考えれば全てが繋がります。

予約不要という手軽さはハイシーズンにはリスクかも

周防大島町青少年旅行村 ハンモック
周防大島町青少年旅行村 ハンモック

青少年旅行村はチェックインは16時となっていますが、予約は受け付けていません

オフシーズンや平日はそう混みませんが、夏頃にも当日の混み具合が管理人を含めて誰も分からないのは不安要素の一つです。

ただ予約不要というのはメリットでもあり、雨などでキャンプがキャンセルとなった場合にも予約をしていないので、当然キャンセル料も発生しません

混んでいた場合も、「別のキャンプ場に変更する」「諦めて帰る」という選択肢が手軽に選べる点もメリットです。

安心して使えるのはズバリ冬!でも夏の海水浴も魅力的

サイトの小ささと予約不要という不透明さを考えると、安心してキャンプができるのはやはりオフシーズンの冬です。

海岸の流木を使って、焚き火で暖を取るのもキャンプの醍醐味ですし、ビーチから見る冬の青空や星空は空気が澄んでいて、夏の空とは一味も二味も違います。

しかし海水浴も忘れてはいけません。

大島の海水浴は一番の魅力と言っても過言ではありませんし、瀬戸内海なので波も穏やかで、子供も安心して楽しめます。

そしてキャンプサイトから海岸までゼロ距離で、コインシャワーもあるので、海水浴後に利用しない手はありません

お子さんがいると、海水浴シーズンは難しい選択を迫られる事になりますが、答えは読者の方に丸投げします。

ライターより

林間サイトを活かしてハンモックで一泊したこの大島青少年旅行村。

13時チェックアウトという余裕のある時刻設定だったので、朝からゆっくりと撤収作業をして、ハンモックだけ残して海を見ながら昼前までのんびり。

身体を動かしにビーチに行けば、雲の移り変わりが面白く、カメラのシャッターが止まりませんでした。

そんな贅沢な時間を過ごす事ができるキャンプ場です。

最も心配なのはやはり予約不要という、当日に現地に行かないと状況が掴めない不透明さです。

こればかりはどうしようもないのですが、希望を言うなら「夏場だけ数組限定の予約制」にしてもらえると利用者としてはとても安心です。

周防大島町青少年旅行村キャンプ場データ

キャンプ場タイプフリーサイト(乗り入れ不可)
キャンプサイト海岸キャンプ場 ログハウス
予約不要
料金有料
休日なし
営業期間通年
トイレあり
水道あり
シャワー温水
かまどあり
ハンモック
ペット表記なし

アクセス

住所山口県大島郡周防大島町和田323
電話番号0820-75-0260(周防大島町青少年旅行村

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