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岩国市 寂地峡キャンプ場

キャンプに行く前には「ネットで情報を調べるのは当然」という認識の人が大多数でしょう。

そんな時代を逆行するかの様に、公式ホームページが存在しないキャンプ場がいくつかあります。

今回紹介するは岩国市錦町にある「寂地峡キャンプ場」。このキャンプ場も公式ホームページが存在しません。

事前情報がほとんどない中で訪れましたが、「キャンプ場としての利用はもう無いな」という結論に。

なぜその様に感じてしまったのか?

  • 県内屈指のド田舎
  • 流行りのキャンプスタイルには合わない区画設計
  • キャンプ場というより観光地

と悪い点を挙げると、止めどなく出てきてしまう有様。

結論が「無し」という形なのでどうしても悪い点に目が行きがちですが、良い点にもしっかりと触れていきます。

当サイトとしては珍しく、おすすめのご飯処も紹介するので、最後までお付き合いください。

目次

県内屈指のド田舎

「そもそも山口県全体が田舎」という認識の人も多いと思いますが、その点は無視します。

そんな田舎情緒あふれる山口県の中でも屈指と言えるレベルで、寂地峡の周囲には何もありません。

キャンプ場到着の10km以上前から「道中にスーパーかコンビニがあったら寄ろう」と考えつつ車を走らせていたはずが、そのままキャンプ場へ到着してしまいました。

寂地峡は広島県との県境付近に位置しており、山口県側から訪れる場合、買い物に適した場所は皆無です。

買い出しは予め済ませた上で訪れることを強くおすすめします。 

ちなみにド田舎と表記している通り、道路も整備が行き届いているとは言えないような状況です。

道幅が狭い悪路を進むことも要求されるので、運転に不慣れな方は気を付けてください。

時代に合わないサイト設計

寂地峡キャンプ場はキャンプサイトの選択肢が3つあります。

スクロールできます
料金(一泊)広さ
オートサイト1040円横付け約7×7m
デッキサイト2090円遠い4.0×4.0m
区画サイト1040円遠くない3.5×3.5m
ケビン10470円遠い
寂地峡キャンプ場 料金(2022年11月)
寂地峡キャンプ場 オートサイト
寂地峡キャンプ場 デッキサイト
寂地峡キャンプ場 区画サイト

選択肢があるのは良いことですが、どのサイトも基本的にコンパクトな印象です。

コンパクトなことが絶対的な悪とまでは言いませんが、設置可能なテントやタープが限られる程のサイズ感となっています。

どのサイトを利用するにせよ、少人数での利用、もしくは小さなテントを使用、複数の区画を使用するなどの工夫が必要です。

更に、他人との接触機会が少ないことがキャンプの利点と考える人が多いこのご時世にも関わらず、他サイトとの密接度もかなりのものです。

  • オートサイト…区切り無し
  • デッキサイト…約50cm
  • 区画サイト…区切りの丸太1本〜1メートル

残念ながら、キャンパーが求めるポイントを押さえられていないと言わざるを得ません。

古いキャンプ場なので、ある程度は許容しますが、さすがに見過ごせないレベルでした。

寂地峡キャンプ場 炊事場

古いキャンプ場と言えば、年季が入った施設ということもあり、水回りの古さは避けられません。

しかし、徹底した清掃が行われており、「ここまで老朽化が進んだ施設で、こんなに清潔感を出せるのか」と驚いたほどでした。

トイレ・炊事場ともにとても清潔なので、女性利用者も満足してもらえること間違い無しです。

利用するなら区画サイト一択

寂地峡キャンプ場 区画サイト 全景

各サイトの特徴をもう少し詳しく紹介すると、オートサイトは広場を7等分にして、車を乗り入れ可能という形にしただけ。

似たようなキャンプ場は無料キャンプ場でも複数あるため、このサイトをわざわざ選択するメリットはありません。

次にデッキサイト。

約4m×4mのウッドデッキが設置されていますが、日陰+川沿いという立地なこともあり、常時ジメジメした環境です。

夏場の暑い時期の避暑地的な使い方は及第点といったところですが、ウッドデッキ上で生活する前提の作りなので自由度は低く、駐車場からサイトまでの距離も遠いです。

そして最後に区画サイト。

駐車場から区画サイトまで、デッキサイトほどではありませんが、サイトまでの距離が遠いため、荷物運びに難儀します。

キャリーワゴンを持参しても、道中で木の根や傾斜が多いため苦労することは必至です。荷物は予め断捨離をしておきましょう。

荷物の運搬が困難というデメリットはありますが、区画サイトにはメリットもあります。

それは林間の中に設計されていることもあり、ハンモックを張れるサイトが多い事です。

ソロキャンプが前提のハンモック泊であれば、サイトの狭さ・コンパクトさは問題ないでしょう。

ハンモックを楽しみたい方や、ミニマムなキャンプに挑戦したい方は、そこを目当てに訪れてみてはいかがでしょうか。

筆者のおすすめの区画サイトは6番・7番・12番です。

良くも悪くも観光地

寂地峡案内所

寂地峡は観光地と認識されている面が強く、春はカタクリの花、夏は川遊び、秋は紅葉と、3つの季節を楽しめる場所として親しまれています。

利用したのは紅葉シーズン終わりかけの11月初旬でしたが、カメラを持った人も複数見かけ、納得の盛況ぶりでした。

一方でキャンプサイトと遊歩道が区切られておらず、キャンプサイト周辺を観光客が通過するため、「自然との一体感」というキャンプの醍醐味はほぼありませんでした。

色々とデメリットを挙げてきましたが、筆者が「キャンプ場としての利用はもう無いな」と感じたのはこの点が大きなポイントと言えます。

川遊びには最高の場所

寂地川

このキャンプ場最大の利点は場内を流れる「寂地川」にあります。

浅く、流れが緩いので夏場の川遊びスポットとして最適です。

スタッフの方にも話を伺ったところ、夏場は川遊び目的で訪れる家族連れが多いとのことでした。

透明度がとても高く「延齢の水」という水飲み場もあるので、長寿に興味がある方は利用してみてはいかがでしょうか。

ワサビが美味の菩提樹

キャンプの受付等を行う「寂地峡案内所」の対面に「菩提樹」という飲食店があります。

到着が昼時だったこともあり「簡単に食べられるところで良いか」と軽い気持ちで入ったのですが、ワサビを使った料理や鮎定食などを出しているお店で、この料理がとても美味。

筆者は「冷やしワサビうどん」を食べましたが、ワサビの美味しさに感動しました。

店主の方と話すと、バイオテクノロジーへの知見があり、ワサビを自身で培養して増殖させているとのこと。

正直「なぜこんな場所でこんな美味しいものが…」と思ってしまいましたが、この謎な部分も美味しさの隠し味なのかもしれません。

この地を訪れることがあれば、ぜひ菩提樹にも立ち寄ってみてください。

Facebookにて休業日の案内などをしているので、そちらも要チェックです。

ライターより

紅葉を楽しみながらのキャンプを期待して訪れましたが、キャンプ場の活気はほぼゼロ。

林間サイトの空気感や川のせせらぎが素晴らしいだけに、デメリットへの落胆が大きかったです。

遊歩道との距離やサイトの広さなど、設計を見直してほしいですが、現状のままではキャンプ場としてのリピートはありません。

ですが、キャンプ目的として訪れるのではなく、川遊びやワサビ料理のためにまた足を運ぶ予定です。

寂地峡キャンプ場データ

キャンプ場タイプ林間キャンプ場
キャンプサイト区画サイト オートサイト ログハウス
予約要予約
料金有料
休日なし
営業期間4月~11月
トイレあり
水道あり
シャワーなし
かまどあり
ハンモック
ペット不可

アクセス

住所山口県岩国市錦町宇佐1388
電話番号0827-74-0776(寂地峡案内所)

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この記事を書いた人

当ホームページのメインライター。
ソロキャンプという言葉ができる前からひたすらにソロキャンプをしています。季節なんて関係ありません。
YouTubeにて自由気ままにキャンプをする動画を配信中。

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