透き通った佐波川を見渡しながら、芝生の上でゆったりとした時間を過ごすプランはいかがでしょうか。
今回、紹介する「ふれあいパーク大原湖」はおすすめしたいポイントが沢山あります。
- 一般サイト、電源付きオートサイト、更にケビンも選択可能
- 全サイトが芝生張りでそれぞれの区画が広い
- 清掃も完璧で誰もが大満足間違いなし!
- 温水シャワー利用が無料
- 時期によって利用料金半額
- 困ったら助けてくれるスタッフさんが常駐
こんなに良いところが盛り沢山な有料キャンプ場ですが、実はまだまだおすすめしたいポイントがあります。
出し惜しみする事なく、細部まで紹介するので最後まで読んでいって下さい。
ちなみに「ふれあいパーク大原湖」という名前ではあるものの、大原湖の上流にあるキャンプ場となっており、正確には湖畔のキャンプ場ではなく河川のキャンプ場です。
一般サイトに電源付きオートサイト。更にケビンも選択可能
ふれあいパーク大原湖は、サイト選びも楽しみの一つです。
グループ、ソロといった人数の違いだけでなく、女性や子供連れの方でも安心してキャンプができる環境、選択肢が用意されたキャンプ場となっています。
自然を満喫できる一般キャンプサイト
- 車横付け不可の区画サイト(全22区画)
- 全サイト芝生張り、仕切りが無い開封的な空間(1区画 約5m×8m)
- キャンプ場の中で最も自然と触れ合う事のできるサイト
- 隣の区画との明確な仕切りは無し
- 場所によっては荷物を持って歩く必要あり
- 数箇所ほど水捌けが悪いサイト有り
一般キャンプサイトの最大の魅力は、全サイトが佐波川に面した開放的な空間で、自然をダイレクトに感じる事ができる点です。
地面には芝の柔らかさを感じ、目の前に広がる佐波川の流れを楽しみながら過ごす事ができます。
一区画が広い一般キャンプサイトですが、区画は表示看板が設置されているだけで、明確な仕切りはありません。
仕切りが無い点は混雑時の懸念点ではありますが、区画そのものが広いので、デメリットというほどの問題ではありません。
1区画で4人程度のグループキャンプが問題なくできるサイズ感です。
盛り土をしている区画が安心
一般キャンプサイトには水捌けの悪い区画と、大きな石があり、ペグが入りにくい区画がありました。
水捌けの悪い12~22番は盛り土をして対応したそうで、この場所なら水捌けや、大きな石の問題が解消できます。
残りの水捌けの悪い場所についてもスタッフの方は認識しており、受付の際に「この辺り(No.9〜11)は水捌けが悪いから避けた方が良いですよ」とアドバイスをくれました。
運搬時はサイト付近まで停車可能
駐車場はキャンプ場の一番奥にしか無いので、場所によってはサイトから駐車場までの距離が遠くなる事があります。
荷物が多い場合はサイト近くに停車して荷物を運搬して良いそうですが、広い通路ではないので、状況に応じて迅速に運搬する必要があります。
通路はケビン、オートキャンプの利用者も使用します。混雑時には一時停車もままならない事もあるかもしれません。
電源付きで快適なオートキャンプサイト
- 駐車場1台分のスペースが確保されている、車横付け可能な区画サイト(全23区画)
- 各サイトに専用の炊事場(コンクリート製シンク+かまど)と電源
- 全サイト芝生張り、それぞれのサイト間に生垣(植木)があるので、境界線が明確かつ目隠し効果も有り
- 一般キャンプサイトと通路の間にあり、自然との接触は少なめ
- 駐車場1台分のスペースを含んで、1区画約5m×8mなので「一般キャンプサイト」よりは狭い
「オートキャンプサイト」の最大のメリットは、自分専用の電源、炊事場(かまど含む)が全てのサイトに完備されている点です。
また山口県内で、電源付きオートサイトが23区画もあるキャンプ場は珍しく、夏場のキャンプシーズンにも予約が取りやすい点も魅力のひとつです。
電源が付いているだけで、キャンプの快適度は何倍にも膨れ上がります。
アウトドアに不慣れな初心者やグループキャンプで全員の満足度を高めたい!という事であれば、「文明の利器に頼って快適に過ごす」という方法をオススメします。
夏場には扇風機や冷風機、小型の冷蔵庫。冬場であれば、電気毛布や電気カーペットの使用が一般的です。
魅力は電源だけでなく、炊事場も高クオリティです。
炊事場という記載をしている通り、コンクリート製のシンクは水道だけでなく、調理用のスペースも十分な広さが有り、まさに台所と言える設備が整っています。
更に、シンクの横にはかまども設置されており、あらかじめ火を起こしておけば、調理スペースで用意した具材をそのままかまどへ という形で調理がとてもスムーズに行えます。
自然との接触は少なめ
オートキャンプサイトは一般サイトと通路の間に区画が整備されています。
川を見ても、山を見ても遠目からになってしまう都合上、サイトからの眺望はやはり劣ってしまいます。
春は花見、秋は紅葉とキャンプを一緒に楽しめる
自然との接触は少なめと紹介したオートキャンプサイトですが、春は花見を楽しむ事のできるキャンプ場となります。
キャンプサイトの通路に沿って桜が植えられており、桜の木を眺めながらキャンプを楽しむ事ができます。
オートサイトは桜に対して、一般キャンプサイトは秋に紅葉を楽しむ事ができます。
植えられている木は落羽松(ラクウショウ)という名前の杉の木の仲間です。
スタッフの話によると、11月下旬から12月上旬が見頃とのこと。
通年快適に過ごせるケビン
- 定員5名(全5棟)
- 車横付け不可(一般キャンプサイトの利用者と同じ駐車スペースに駐車)
- トイレ、お風呂、台所といった設備に加え、一般的な生活用品が備えてある
ケビンの利点は、ホテル、別荘を利用する感覚で、アウトドアに触れ合う機会を作れる事。
「アウトドアに興味はあるけど、道具を一切持っていない」という方も、ふれあいパーク大原湖では豊富なレンタル品があるので安心してください。
ケビンで快適に過ごしつつ、焚き火だけしてみたい、バーベキューだけしてみたいといったわがままも気軽に叶える事が出来ます。
「アウトドアに興味があるけど長続きするか分からない」といった方にはレンタルが一番です。
料金表:ふれあいパーク大原湖(大原湖キャンプ場)公式ホームページ
設備の充実っぷりに脱帽!清掃も完璧で誰もが大満足間違いなし!
ふれあいパーク大原湖にて利用可能な設備は以下の通りです。
- 炊事場棟
- 水道23箇所
- かまど18箇所
- ピザ窯5箇所
- トイレ・シャワー棟(男性側のみの確認)
- トイレ(小便器2、和式大便器2)
- 温水シャワー3箇所
- 屋内手洗い室3箇所
- コイン式洗濯機3箇所(200円/1回)
- コイン式乾燥機3箇所(100円/1回)
- 管理棟 売店
全ての設備が綺麗に清掃されており、清潔感があるので、気持ちよく利用する事が出来ます。
広々とした炊事場
横長のシンクで”譲り合い”の精神が大切なキャンプ場が多い中で、ゆとりパーク大原湖の炊事場は一人分の調理スペースが明確に確保されています。
オートキャンプサイトと同様の作りになっており、調理スペースがとても広く、横に設置されたかまどのおかげで隣のキャンパーの圧迫感も感じません。
調理用のテーブルなどの荷物を減らす価値は十分にあります。
屋内手洗い室という珍しい設備
炊事場、トイレがある中で、ふれあいパーク大原湖には更に屋内手洗い室も設置されています。
屋内手洗い室とは、室内にある台所のようなイメージで、雨風を防ぐ事ができます。
急な雨や、「天気が悪いけどせっかく予約したし」と少し敷居の高い決断をした場合にも、天井があるのはありがたいです。
また、極寒の中でわざわざ外で洗い物をする必要がないという点でも、屋内手洗い場は十分に効果を発揮してくれます。
大きなシンクに水道が3箇所あり、水量も多いので洗い物もお手の物です。
無料の温水シャワー
宿泊の利用者はもちろん、デイキャンプでも無料で温水のシャワーが利用できます。
無料の設備だけあり「おまけ程度の施設かな?」と思えば、そんな事はありません。
完全な屋内に、シャワーユニットを3つ設置しているので、カプセルホテルのシャワー室の様なイメージです。
もちろん、お湯も出ますし、何度利用しても良いとの事でした。
外遊びを楽しんで寝る前にシャワー、寝起きにシャワー、帰る前にシャワーという綺麗好きな方や、デイキャンプを楽しんだ締めの熱いシャワーなども良いのではないでしょうか。
徳地和牛が買える売店コーナー
大型のキャンプ場であるふれあいパーク大原湖は売店も充実しています。
キャンプ飯が失敗した時にも安心のインスタント麺や、地元で取れたお米や名物の十割蕎麦、猪肉などが販売されています。
猪肉の時点でなかなか珍しいものですが、更にこれを上回る食材もあります。
それは地元の和牛である徳地和牛で、徳地和牛は市場に出回らない珍しい和牛です。
バーベキューセットから各部位まで、多くの種類が販売されているので、是非ご賞味を!
川遊びはライフジャケットの着用を
一般キャンプサイトの目の前を流れる佐波川の水はエメラルドグリーンで、川の水とは思えない神秘的な色をしています。
目で見ても楽しいですが、子供にとって見逃せないのが川遊びです。
ですがこの佐波川の流れは急に激しくなっている場所も多いそうで、川遊びは禁止はしていないそうですが、「十分に注意してほしい」という事でした。
キャンプ場からも注意喚起やライフジャケットの着用をお願いしているそうですが、当ホームページからも伝達しておきます。
ゴミ、灰の処分は全てキャンプ場でお任せ
「ゴミ回収管理費」として100円を支払う事で、全てのゴミを処分してもらう事が可能です。
空き缶や生ゴミといった匂いが気になるゴミ、ガス缶などの処分が面倒なゴミをまとめて安価で処分して貰えるのは、本当にありがたいです。
灰捨て場の多さも魅力
もう一つの魅力として、灰捨て場も紹介させて下さい。
ふれあいパーク大原湖には灰捨て場が7箇所もあります。
ドラム缶を切った簡易的なものではありますが、7箇所もあれば灰の処分場所を探す手間は一切ありません。
灰が乗った状態の焚き火台を持って移動するのは大変な作業ですが、等間隔に設置されているのでどのサイトからもアクセスしやすいです。
オフシーズンは利用料金が半額に
次にふれあいパーク大原湖の利点のひとつである利用料を紹介します(2021年2月現在)
4〜11月 | 12〜3月 | |
---|---|---|
一般キャンプサイト | 2090円 | 1040円 |
オートキャンプサイト | 5760円 | 2880円 |
ケビン | 13610円 | 6810円 |
上記の通り12月〜3月の間で利用すれば全てのキャンプサイト及びケビンの宿泊料が半額となります。
冬キャンプを楽しみにしているキャンパーも多い中で、半額に値引きという価格設定は嬉しい限りです。
ケビンの利用料も半額なので、「試しに利用してみようかな?」と思う人も冬に利用してみても良いと思います。
ベテランのスタッフが常駐!初心者も女性も安心のキャンプ場
ふれあいパーク大原湖ではキャンプ教室や焚き火教室を開くほど、キャンプ・アウトドアに精通した優秀なスタッフがいます。
キャンプ、アウトドアに慣れていない方であれば、現地で困る事も多々ありますが、そんな時には素直に頼りましょう。
更に、宿泊利用者がいる時は、必ず宿直としてスタッフの方が滞在しています。
女性キャンパーや初心者の方は、スタッフが常駐しているという事実だけでも安心感が段違いです。
スタッフが宿直として滞在する都合上、宿泊利用の場合は事前予約は必須です。
スタッフの対応も素晴らしい
スタッフのアウトドアの知識もさる事ながら、対応も良かったです。
「火がつかなくて困っています」と受付けに来た利用者に「すぐ行きます!」とテントサイトへ走って行っている姿や、見回りをしながら「大丈夫ですか?」と声をかける姿が好印象でした。
冬のアウトドア入門にはふれあいパーク大原湖を是非おすすめします。
利用した時の透き通った佐波川には本当に驚かされました。
今まで見てきた川の中で1番の透明度を誇っており、スタッフの方に質問したほどです。
スタッフによると「濁っている時も多いけど、今日は当たりだねぇ」と言われて嬉しかったのは良い思い出です。
そんな透明度の高い佐波川は見て楽しむだけでなく、釣りやカヌー体験も可能との事でした。
宣伝に乗せられて、次回はカヌー体験も良いなと思いながら帰宅の途に着きました。
ふれあいパーク大原湖は多様な楽しみ方を紹介しているので、ホームページも是非覗いてみて下さい。
ふれあいパーク大原湖 キャンプ場データ
キャンプ場タイプ | 平原キャンプ場 |
キャンプサイト | 区画サイト オートサイト(電源付き) ログハウス |
予約 | 必要 |
料金 | 有料 |
休日 | なし |
営業期間 | 通年 |
トイレ | あり |
水道 | あり |
シャワー | 温水 |
かまど | あり |
ハンモック | 不可 |
ペット | 不可 |
アクセス
住所 | 山口県山口市徳地野谷605 |
電話番号 | 0835-58-0200(ふれあいパーク大原湖) |