下関市 赤田海水浴場

今回紹介するキャンプ場は赤田(あかた)海水浴場。

執筆時の2022年では公式HPが無いようです。

管理人の方とお話をさせてもらったところ、「間違った情報を発信されては困る」とキャンプ場の説明も詳しくしていただきました。

まず、開設期間は海水浴シーズンと同様となっており、年によって多少前後する事があるそうです。

際どい辺りで利用する場合は、電話でご確認をお願いします。

全体的な感想を言うと、「キャンプ場として使うには少し不安があるな」といったところです。

というのも管理人の方が「メインは海水浴場」と言っており、海水浴場と聞けば「まぁこんな設備だよな」といった環境です。

しかし、「海水浴場なのにここまでキャンプの事を考えてくれているんですか!?」という一面もあり、非常に面白いショックを受けたのも事実です。

キャンプ場として良くないポイントも、きちんと対策をすれば問題なく過ごせるので、そんな情報も含めて紹介していきましょう。

目次

予約不要のフリーサイト

赤田海水浴場 キャンプサイト1

赤田海水浴場では、予約不要のフリーサイト車の乗り入れも可能という形で運営をしています。

しかし紹介した通り、「メインは海水浴場」なので、海水浴場駐車場の余ったスペースにテントを設営します。

サイトの規模としてもあまり大きな物ではなく、ざっと見てテント20張りくらいです。

予約不要、小規模なサイトという事もあり、「来たのはいいけど、設営するスペースが無い」という事態が簡単に想像できます。

ちなみに8月の平日に訪問しましたが、駐車場(テントサイト)の9割近くが埋まっていました。

赤田海水浴場 キャンプサイト2

日中は海水浴客で賑わっていますが、逆に海水浴客が帰る時刻になれば駐車スペースが空くと考えられます。

日帰りの利用は17時までとなっており、そこからがテントやタープの設営開始といった所でしょう。

基本は駐車場として運営しているキャンプサイトなので、地面は車で踏み固められているのかと思いましたが、見た目にはそう硬くなさそうでした。

キャンプの設備は不十分

赤田海水浴場 水道

炊事スペースは簡易的な水道が点在しているだけで、水は地面に垂れ流しです。

つまり食器などの汚れ物を洗うような場所にはなっていません

  • キッチンペーパーを多めに持参する
  • 残飯用のゴミ袋を準備する
  • 汚れた食器を入れる袋を準備する

など、「ちょっとした野営地に行く」くらいの心構えで準備をした方が良いかもしれません。

海水浴場としての設備は文句なし

赤田海水浴場 アメニティ棟

キャンプ以外の設備に目を向けると

  • トイレ(身障者向けあり)
  • 足洗い場
  • シャワー
  • 更衣室
  • 売店(海の家)
  • ゴミ捨て場
    • 燃えるゴミ
    • ビン・缶
    • ペットボトル
  • 灰捨て場

など、まさに海水浴場と呼べる設備がバッチリ揃っており、もちろんキャンプをする場合も利用が可能です。

ゴミの回収に加えて、灰捨て場まであるとは恐れ入った。

角島大橋の見える海水浴場

赤田海水浴場

忘れてはいけないのが、海水浴場の存在です。

赤田海水浴場は、CMでも起用されるほど透明度の高い海、角島が隣接しており、もちろん赤田海水浴場も綺麗な海です。

キャンプサイトや海水浴場から角島大橋を眺める事もできます。

夜は道路照明に照らされた角島大橋も要チェックです!

撮影時は風が強く、海がシケていたのが残念。

ロケーションを踏まえると高い料金も納得

赤田海水浴場 海の家

公式ホームページが無いので、代わりになるようにガッツリ詳しく料金を紹介します。

キャンプデイキャンプ
大人(1人)1500円500円
子供(1人)1000円250円
幼児以下(1人)400円100円
軽・普通車(1台)1000円500円
マイクロ等(1台)1600円800円
バイク(1台)400円200円

料金には下記が全て含まれており、人数と車の台数を足すだけのシンプルなシステムです。

  • シャワー使用料
  • 場内整備・清掃料
  • ゴミ処分料
  • 水道使用料

キャンプで料金のシミュレーションをすると

  • 大人2人 3000円
  • 子供2人 2000円
  • 普通車1台 1000円

合計で6000円となっており、キャンプ向けの設備が不十分な点まで踏まえると、高いと言わざるを得ません。

コンテナハウスもありますが、休業中でした。

赤田海水浴場 スナップ

しかし、以下のポイントまで踏まえると、十分に利用価値のあるキャンプ場ではないでしょうか。

  • 綺麗な海が見える
  • 海水浴場まで0秒
  • 角島大橋のビュースポット
ライターより

角島が近いロケーションと、小さなキャンプ場というプライベート感が素晴らしく、海水浴期間のみ開設という短期運営が非常に惜しいです。

海水浴場としても非常に人気のある場所なので、ガッツリとキャンプを楽しむなら平日の利用一択。

「空いているから」といってテントの設営をすると、後から来た海水浴客の駐車スペースが無くなる可能性もあるので、お互いが気持ち良く利用できる配慮をして楽しみましょう。

赤田海水浴場キャンプ場データ

キャンプ場タイプ海岸キャンプ場
キャンプサイトフリーサイト(乗り入れ可) ログハウス
予約不要
料金有料
休日なし
営業期間海水浴場シーズン
トイレあり
水道あり
シャワー冷水
かまどなし
ハンモック不可
ペット表記なし

アクセス

住所山口県下関市豊北町大字神田附野
電話番号083-786-0450(赤田海水浴場 海の家)

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