豊富なアクティビティを活かして、飽きの来ない家族サービスをお届けするキャンプはいかがでしょうか?
今回、紹介する、せせらぎ・豊鹿里(ゆかり)パークは有料キャンプ場となっており、以下のような豊富なアクティビティが用意されています。
- 近くに緑豊かな公園
- 釣り堀でニジマス釣り
- 川遊び
- 手持ち花火OK
更にアクティビティだけでなく、キャンプ場も全てにおいて平均点が高く、施設全体で見ても満足度の高いキャンプ場です。
アクティビティの紹介を見て察した人もいるかもしれませんが、家族やグループ向けのキャンプ場であり、ソロ向けのキャンプ場ではありません。
おすすめのサイトや利用方法に至るまで事細かな点まで触れていきますので、最後まで読んでいって下さい。
選択肢の豊富なアクティビティ
冒頭でもお伝えした通り、せせらぎ・豊鹿里パークはアクティビティの選択肢が豊富です。
この豊富なアクティビティを活かして、特に家族にオススメしたいプランをいくつか紹介します。
キャンプ場の側には大きな公園
キャンプ場横には、広大な敷地面積を誇る「温見河川公園」があります。
広大な敷地の中には桜の木も沢山あり、春には花見利用の人で賑わいます。
外遊び出来る道具を持参して、お子さんとの触れ合いの時間を作ってはいかがでしょうか。
キャンプ場のレンタル品として、バドミントンやテニスラケットもあります。
小さな子供も遊べる川
公園の隣には「渋川」が流れています。
川幅20mと大きな川で、流れが緩いところも早いところもあります。
キャンプ場の目の前であれば、浅く・流れが緩い箇所も多いので、小さなお子さんも遊ばせやすいです。
下流には深水2mになるところもあるので、川遊びの際には、必ず親が同伴して目を離さない様にして下さい。
キャンプ場のレンタル品として、浮き輪も取り扱っていたので、忘れた際も安心です。
釣り堀でニジマス釣り
GW・夏休みのみの営業となりますが、場内に釣り堀が設置されています。
釣り堀にはニジマスが放たれており、初心者でも簡単に釣る事が可能との事でした。
釣ったニジマスは1匹100円で持ち帰りとなりますので、その日の夕飯に加えて、豪華なキャンプ飯のひとつとしましょう。
「そもそも釣り道具なんて、持ってないよ」という方も安心して下さい。
竿・エサ・バケツという必須道具は全て付いて、630円の利用料金となります。
「思ったより設営が早く終わったな」といったキャンプの空いた時間を利用して、フラッと釣り堀へという利用方法もおすすめです。
キャンプサイトで花火も可能
夏の夜と言えば、花火ですよね。
最近では、キャンプ場であっても花火禁止の場所が多くなってきました。
そんな中、せせらぎ・豊鹿里パークでは「音のしないソフトな手持ち花火はOK」とルールとして明記してくれています。
火事、火傷に気を付けて、楽しい思い出作りのひとつとして下さい。
アルコールの販売もある管理棟
管理棟にはアクティビティ関連のレンタル品だけではなく、キャンプ・アウトドア関連に便利なグッズの販売もしています。
- キャンプ・アウトドア関連
- 薪、炭
- 着火剤
- CB缶(カセットガスボンベ)
- 使い捨てカトラリー類(紙皿、割り箸など)
- タオル、食器用洗剤
- 飲料水・食品
- ビール、発泡酒、ノンアルコールビール
- 清涼飲料水
- お菓子
品揃えとしては、最低限揃っているという印象でしたが、周辺に買い出しのできる設備が少ないので、忘れ物があった場合にも安心です。
アルコールの取り扱いがあるので、晩酌の途中で「お酒が足りない」となってからでも安心。
ゴミの処理もキャンプ場にお任せ
利用料金にはあらかじめ「ゴミ処理料」が加算されており、キャンプ場にてゴミの処分をしてもらう事が可能です。
キャンプで出るゴミは生ゴミや炭など持ち帰るには、匂いが気になるものも多いので、処分をしてもらえる事はとてもありがたいです。
受付時にゴミ袋が3枚もらえるので、分別して回収ボックスへ持ち込みましょう。
配布されるゴミ袋は小さいので、多くのゴミが出ることが予想される場合はゴミ袋を持参しましょう。
GWと夏休みシーズンは喫茶店「カフェせせらぎ」がオープン
筆者の利用時は開店していませんでしたが、GWと夏休みシーズンは管理棟で喫茶店の営業もしています。
公式ホームページにはメニューなどの詳しい情報は掲載されておらず、筆者の利用時も特に情報を得られることはできませんでしたが、ウッドデッキで軽食や喫茶メニューを楽しめるそうです。
道を走らせれば温泉施設「石船温泉 憩の家」
せせらぎ・豊鹿里パークから道を走らせる事、約7分で温泉施設である石船温泉憩の家に着きます。
この温泉はキャンプ場を運営する「株式会社 かの高原開発」が運営している温泉でもあります。
高規格キャンプ場だけあり料金も高め
せせらぎ・豊鹿里パークではオートサイト、フリーサイト、ケビンの利用が可能です。
利用料金も含めて記載します。
宿泊 | デイキャンプ | |
---|---|---|
オートサイト | 5580円 | 1920円 |
フリーサイト | 2960円 | 1920円 |
ケビン | 12920円 | 不可 |
見晴らしの良いケビンはどんなグループにも
キャンプサイトの解説の前に、ケビンについて簡単に紹介します。
ケビンはオートサイトを登り、せせらぎ・豊鹿里パークでは一番高い位置にあります。
高さを活かした眺望、見晴らしの良さはこのキャンプ場内で一番です。
注意点としては、5番ケビンのみ木に囲まれており、見晴らしという点ではイマイチでした。
見晴らしはイマイチですが、5番ケビンのみ屋外にシンクも付いており、外での食事などでは他のケビンより便利に使える一面もありました。
孤立した立地を活かして、プライベート感を重視したいというグループ・家族であれば5番ケビンもオススメです。
料金は高いものの、それに見合ったオートサイト
デイキャンプと比べると価格の差が倍近くあるオートサイト。
「この価格差はちょっと…」と思う方も、価格に十分見合った設備が整っているので安心してください。
安心して使える事は間違いないのですが、いくつか注意点もあるので、まずはオートサイトの特徴を紹介します。
- 全31区画
- 全面土サイト
- サイト面積 約9m×6m(駐車スペース含まず)
- 車横付け可能(2台まで)
- 石製シンク(水道兼調理台)
- AC電源2口
広々使える区画
区画サイトの1つ目のメリットとして、区画の広さが挙がります。
広さに若干のバラつきはあるものの、小さなサイトでも約9m×6mとなっており、家族用の大きなテント+タープの組み合わせでも窮屈さを感じる事なく、設営する事が出来る広さです。
補足として12番、22番のみサイトの区画は通常のサイトより更に広くなっており、料金もより高くなっています。
2台まで車の横付けが可能
県内のキャンプ場ではとても珍しく、車2台までサイトに横付けする事が可能です。
友人とのキャンプや家族でも別々のタイミングで来るなど、柔軟に対応することが出来る点もメリットとなります。
また、単純に駐車場が広いので、運転が不慣れな方でも駐車しやすいという点でも魅力とも言えます。
風の影響を受けにくい
スタッフの話によると、せせらぎ・豊鹿里パーク周辺は風が強い事が多いようです。
そんな中、オートサイト内は木のおかげで風がかなり軽減されており、たまに抜ける風が涼しいといった具合で、木に囲まれた林間サイトの凄さを実感しました。
設営・撤収時の風は特に厄介ですので、風の影響を受けにくいオートサイトは強くおすすめしたいポイントです。
サイトによってはトイレまでの距離が遠い
せせらぎ・豊鹿里パークは広いキャンプ場ですが、トイレは管理棟とオートサイト中腹の2箇所のみです。
内訳としては以下のようになっています。
※全て男性側の設備のみ確認
- 管理棟内
- トイレ(小便器3、和式大便器2)
- 管理棟外
- コイン式洗濯機1箇所(300円/1回)
- コイン式乾燥機1箇所(100円/1回)
- 温水シャワー2箇所(200円/4分)
- サニタリー棟(オートサイト中腹)
- トイレ、シャワールーム(小便器2、和式大便器2)
- 温水シャワー2箇所(200円/4分)
- コイン式洗濯機2箇所(300円/1回)
- コイン式乾燥機2箇所(100円/1回)
全ての設備の清掃状況は全く問題なく、気持ちよく利用する事が出来ました。
トイレまでの距離さえしっかりと考えて、サイトを選択する事が出来れば申し分のない環境です。
広いキャンプ場なので、サイトの位置によってトイレへの距離は違う上、林間サイトという地形上、サイトとサイトの間で階段や急傾斜になっている箇所、段差も多いです。
昼間の明るい内は問題なかったトイレまでの道のりも、夜中の真っ暗な中で歩くのは少々不安です。
混んでいない時であれば、サイトの変更も可能という事なので、トイレまでの距離・歩きやすさを考えて選択しましょう。
目立った利点がほとんど無いフリーサイト
フリーサイトという名前で管理されていますが、一般的に言う「車横付け不可の区画サイト」となります。
管理されている方に話を聞くと「最近、区画の広さを測り直した」そうで、全てのサイトが同じ広さにきっちりと区切られていました。
そんなフリーサイトの特徴を紹介します。
- 全13区画
- 全面土サイト
- サイト面積 約8m×8m(駐車スペース含まず)
- 車横付け不可(別途、駐車場有り)
- シンクは共用(水道3箇所)
- 共用のAC電源 7口
広い区画にも関わらず、車横付けは不可
地面に打ち込まれたロープにより、区画がしっかりと区切られています。
1区画の広さは約8m×8mとなっており、ソロキャンパー2組で使っても問題なく使える広さです。
土のサイトですし、広さも十分広いので、車を乗り入れ可能にしても良いのでは?とかなり疑問が残りました。
とは言うものの、駐車スペースはフリーサイト横なので、直近に駐車すればほぼ歩く必要の無い距離まで寄せる事も可能です。
吹き抜ける風には要注意
筆者が使用した日には風が強かったことはオートサイトの項目でも少し触れましたが、フリーサイトには木が植えられていないので、強風をダイレクトに受けます。
電話予約の際も「フリーサイトは風が強いので気をつけて」と注意を喚起されたほどです。
強風の対策については記事を作成しているので、参考にどうぞ。
共用のAC電源は有るものの、利用できる人は限られる
フリーサイトの共有設備として、AC電源を使用する事が可能です。
ですが、電源の取り出し盤は1箇所のみで、盤内に8口のコンセントがあります(1口はキャンプ場側にて使用中)。
そこから延長コードなどを使用して、自身のサイトまで電源を引っ張ってくる必要があります。
サイトの場所によっては、約30mほどの延長コードを使用する必要があり、とても気軽に使える設備とは言えません。
「電源を使用したい」という方は2番と3番サイトが、電源から直近のサイトなのでそちらを予約することをおすすめします。
遠すぎるトイレ
フリーサイトの近くにはトイレは無く、管理棟のトイレを使用します。
管理棟まではしっかりとアスファルトが敷かれているので、オートサイトのように足元は悪くありませんが、距離にして200メートル近くあります。
キャンプの夜と言えばお酒が進むものです。
景観はイマイチと言わざるを得ない
木に囲まれたオートサイトと離れており、平地のフリーサイトは開放的です。
サイト横の駐車場には桜の木も植えられており、春には桜を見渡しながらのキャンプをする事が出来ます。
ですが、桜の反対側は道路です。
田舎なので、交通量としてはかなり少ないですが、サイトの横にアスファルトがあるとキャンプの楽しさは減少してしまいます。
夏のキャンプに是非!秋には紅葉も楽しめるキャンプ場です
釣り、川遊び、花火と夏に家族でキャンプをするには“最適”という言葉が最も似合うせせらぎ・豊鹿里パーク。
一番のオススメは全ての施設がオープンするGWと夏休みシーズン。
秋には紅葉も楽しめるキャンプ場の一つなので、季節感を楽しむなら春の終わりから秋にかけてもオススメのキャンプ場です。
アクティビティに関するレンタルも豊富に扱っているので、「キャンプ用品しか持って来ていない」「思った以上に早く設営が終わった」といった時にも手軽に利用できるのは有り難い限りです。
アクティビティで自然に触れ合う機会を加速してくれるせせらぎ・豊鹿里パーク 鹿野オートキャンプ場を家族の思い出作りに利用してはいかがでしょうか。
筆者が利用した日も風がとても強く、オートサイトの外は焚き火もできないほどの強い風が吹いていました。
オートサイトを利用しましたが、木々によって軽減された風が頬を通り抜ける感覚が気持ちよく、終始穏やかな気分でキャンプの時間を過ごしました。
区画のサイズ感はほぼ同じでしたが、高低差を利用したキャンプサイトは利用する区画によって見える大きく風景が異なり、帰宅中に「また利用したい」という想いが湧き上がってきたほどです。
何度訪れても、飽きないキャンプ場となっているので、家族で利用する毎年恒例のキャンプ場として是非利用してみてください。
その際は利用中に次回の予約する区画に目星をつけておく事をお忘れなく。
せせらぎ・豊鹿里パーク 鹿野オートキャンプ場データ
キャンプ場タイプ | 林間キャンプ場 平原キャンプ場 |
キャンプサイト | オートサイト 区画サイト ログハウス |
予約 | 必要 |
料金 | 有料 |
休日 | なし |
営業期間 | 通年 |
トイレ | あり |
水道 | あり |
シャワー | 温水 |
かまど | あり |
ハンモック | 不可 |
ペット | 可 |
アクセス
住所 | 山口県周南市鹿野上字温見3516番地 |
電話番号 | 0834-68-1234(せせらぎ・豊鹿里パーク オートキャンプ場) |