「安心して来い!」
そう声を大にして伝えたいキャンプ場が今回紹介するABUキャンプフィールドです。
2022年3月にオープンしたばかりのキャンプ場で、オープンする前から大きく話題に挙がっていたので、知らない人の方が少ないかもしれません。
公式サイトの情報も充実しているので、この記事では多めの画像と、情報の補填などをしていきたいと思います。
スノーピークが監修してるから安心して来い!
ABUキャンプフィールドの設計に携わっているのは、国産アウトドアブランド スノーピーク。
スノーピークは、直営のキャンプ場を複数所持しており、道具のノウハウだけではなく、キャンプ場のノウハウも蓄えています。
そんなスノーピークが監修したキャンプ場となれば、結果は言うまでも無いでしょう。
伝えるべき良かったポイントとして、サイトはキャンプ場の利用者以外は立ち入り禁止となっています。
スノーピーク監修という名前に釣られて、アウトドアに興味のない人や、機材だけちょっと見たい人がサイトに入って来る心配がありません。
利用は3種類のキャンプサイトから
キャンプサイトは以下の3種。
- 電源付きオートサイト
- フリーサイト(車の乗り入れ不可)
- フリーサイト(デイキャンプ専用、車の乗り入れ不可)
全サイトが芝生張りで、控え目に言っても滅茶苦茶綺麗。
オートサイトの区画番号を石に彫ったり、植木にAC電源を隠したりと、有機物を減らす、隠すという景観の良さにも拘っています。
景観を保つ1つのポイントとして、芝を傷めないために、焚き火シートが無料でレンタルできます。
焚き火台を使用していても、地面と距離が近い場合は芝が焼ける事も多いので、心配なら気軽にレンタルを利用しましょう。
注意点としては、全面が芝生のため、直射日光を受けるのでタープは必須ですのでお忘れの無いように。
フリーサイトは車の乗り入れは不可となっているものの、荷物の搬入に限り、サイト付近まで乗り入れが可能で、加えてリヤカーも利用可能なので、道路から遠めのサイトとなっても労力は最小限。
グループキャンプで車が多い場合も、駐車料金の追加など無く、近くの駐車スペースが利用できます。
レンタル品が豊富だから未経験者も安心して来い!
スノーピーク監修のキャンプ場だけあり、レンタル品はスノーピークの製品が豊富。
キャンプ未経験の方に向けて、レンタルの魅力を簡単に紹介しましょう。
- 買うより安い!
- 車の積み込み、積み降ろし不要!
- 自宅を機材で圧迫しない!
年に数回しかキャンプをしないなら、レンタルがマジでオススメです。
ちなみに、テントの一番上にあるランドロックはレンタルで約2万円ですが、実際にこのテントを購入すると、約18万円です。(2022年6月現在)
初心者、未経験者だけでななく、購入前のお試しとして利用してみるのもアリ。
レンタルをしてもコレは必要
レンタルが充実しているのは事実ですが、さすがに手ぶらとはいかないので、簡単に必要な物を紹介します。
- 食器、コップ
- 歯ブラシ
- 着替え
- タオル、シャンプー等
- 食材、調味料
- 飲み物
- クーラーボックス
- ティッシュ、キッチンペーパー等
最新の設備が揃っているから安心して来い!
新しいキャンプ場なので、設備ももちろん綺麗です。
炊事場はサイト内と管理棟1階の2箇所にあり、どのサイトを利用してもアクセスは良好。
シンクと大物も洗える大型のシンクに加え、スマートフォン用の充電器まで備える充実ぶりです。
アクセスや基本の設備には違いの無い2つの炊事場ですが、大きな違いが1つだけ。
それはサイト内の炊事場は屋内の炊事場となっている点です。
屋内型の何が違うかというと、エアコンが付いています。
もちろんゴミの回収、灰の処理も無料
チェックインの際にゴミ袋が4枚貰えるので、そのままキャンプ場でゴミを廃棄する事が可能です。
ゴミの回収のメリットは大まかには以下の3つ。
- 車が汚れない
- 帰宅してからの作業が減る
- サイト内のゴミのポイ捨てが無い
自分のためのメリットもありますが、綺麗なキャンプ場を保つためにもとても重要なポイントです。
道の駅に併設されているから安心して来い!
ご存知の方も多いと思いますが、ABUキャンプフィールドは道の駅阿武町に隣接しています。
国道沿いでアクセスも良いので、ファミリーカーでもセダンでもスポーツカーでも安心して来てください。
道の駅阿武町は道の駅発祥の地でもあります。
道の駅発祥の地については、複数の見解がありますが、道の駅阿武町は道の駅が発足する以前の試験段階から参加した全国12箇所の道の駅のうちの1つです。
ちなみに正式に道の駅として最初に登録された場所は全国103箇所。そのうち試験段階から道の駅として参加していた場所はこの道の駅阿武町と、岐阜県の『道の駅 花街道つけち』の2箇所のみです。
道の駅の試験が始まった平成3年から営業している道の駅阿武町は、利用者の増加や売り場面積の不足から2014年にリニューアルしており、古さや物足りなさは一切ありません。
むしろ開店前から行列ができるほどの盛況ぶりです。
主な商品は、地元産の「魚」「肉」「野菜」と充実しており、魚は特にお手頃な価格。
他にも山口県内でのみ飼育され、毎月数頭しか出荷されない無角和牛も取り扱っています。
日本海温泉「鹿島の湯」も併設
道の駅には温泉施設、鹿島の湯も併設されています。
やはりキャンプ場の利用者も多く利用するそうで、筆者も利用しました。
成分にナトリウムを含んでいるので、塩辛いのかと思いましたが、ほとんど癖も無く、小さなお子さんでも問題無く利用できると思います。
大窓から見える日本海は見事なもので、夕日を見る事もできるそうです。
フードコートやレストランも
道の駅だけあり、その他のフードコートなどももちろん充実。
言うまでもないと思いますが、地元産の食材を使った料理を豊富に取り扱っています。
お金に余裕があれば、レストラン「かしま」が美味しい料理を堪能できそうです。
店舗によって定休日が異なるので、目的が決まっている場合は道の駅阿武町の公式サイトをチェックしておきましょう。
管理棟にはオリジナル商品があるからとりあえず来い!
キャンプ場の利用手続きを行う管理棟は、キャンプ場の利用手続きの他に、周辺の情報発信地にもなっており、キャンプ場の利用者以外も管理棟に入ってOKです。
管理棟内ではキャンプに使う薪や着火剤の他に、オリジナルのステッカーやシェラカップ、無角和牛のレザーを使用したCB缶のカバーなども販売しています。
キャンプ場に隣接する喫茶店 SUNbashi CAFE
管理棟の隣にはフードコートとは別に喫茶店が独立しています。
キャンプ場の建設に伴って作られた喫茶店で、この喫茶店もキャンプ場の利用者以外も利用可能です。
取り扱う商品ももちろん山口県産の材料を豊富に使っており、道の駅としての魅力も健在。
ホームページによると、季節に合わせて商品を切り替える予定だそうです。
スノーピークの名前のおかげもあってか、土日の賑わいは皆さんが想像している通りです。
有名アウトドアブランドのテントやタープがたくさん張られており、本当にキャンプ機材の展示場のようでした。
紹介した通り、キャンプ場の利用者はキャンプサイトには入れませんが、SUNbashi CAFEのテラスからはキャンプサイトが一望できます。
その様はキャンプ場でありながら、アウトドアの魅力の発信源にもなっているように筆者は感じました。
ABUキャンプフィールドデータ
キャンプ場タイプ | 平原キャンプ場 |
キャンプサイト | フリーサイト オートサイト |
予約 | 要予約 |
料金 | 有料 |
休日 | 水曜日 |
営業期間 | 通年営業 |
トイレ | あり |
水道 | あり |
シャワー | 温水 |
かまど | なし |
ハンモック | 不可 |
ペット | 可 |
アクセス
住所 | 山口県阿武郡阿武町奈古2249 |
電話番号 | 08388-2-3000(ABUキャンプフィールド) |