最大のキャンプシーズンである夏。
- 海のアクティビティを楽しみたい
- 新鮮な海の幸も堪能したい
- 海に入るならシャワーは必須、せっかくなら温泉も入りたい
- もちろん快適にキャンプも楽しみたい
「こんなワガママなプラン、ちょっと贅沢すぎ?」
安心してください。
そんな願いを叶えることが出来るキャンプ場と出会いました。
それが今回紹介する「遠岳キャンプ場」です。
1日に5組限定というプライベート感や、サイトからの絶景など他にも魅力を語りればキリがありません。
1日5組限定というプライベートキャンプ場
昨今のキャンプブームの影響もあり、どのキャンプ場でも多くの人で賑わうようになりました。
良いことではあるのですが、静かな環境・人との距離を取った環境を望んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな時には是非このキャンプ場を利用してください。
1日に5組しか入れないので、混雑とは無縁のキャンプ場となります。
場内は道が狭く、急傾斜なので要注意
公式サイトにも記載がありますが、こちらのキャンプ場は「車高の低い車は乗り入れ不可」となります。
その理由は訪れると分かりますが場内は急傾斜の為、車高が低い車の場合、車の底を擦る可能性があるからです。
加えて道幅も狭い為、運転に不慣れな方はよく検討の上、訪れることをおすすめします。
筆者以外の利用者は4組ともミニバンでしたので、狭過ぎるということはありません。
風が強い事が多いのかも
筆者の利用中は感じませんでしたが、日本海側に面した高台のキャンプ場であることからデメリットになるであろうことを補足として記載します。
- サイトが高台に位置している為、急な突風が吹く
- 強烈な風で、潮風となり車に塩が付着(塩害)
管理されている方にチェックアウトの際に「昨夜は風とか大丈夫でしたか?」との質問があったので、強風に晒される日も少なくないのでしょう。
急な突風が吹いても大丈夫な様に、焚き火の管理・テントのガイロープを多めに取るなど事前の対策をしっかりと整えることをおすすめします。
良い区画ほど料金が高くなる
遠岳キャンプ場を利用する上で、頭を悩ませることになりそうなのが「どのテントサイトを選択するか」ということです。
テントサイトはオートサイトで全5区画が段々畑スタイルで全てのサイトがしっかりと区切られています。
サイト毎に段差があるお陰で、他の利用者の方と目線が合うことが無い点は大きなメリットだと感じました。
遠岳キャンプ場の公式サイトは親切な情報量で、料金と共に各テントサイトの広さも細かく記載されています。
ただし、それでも少し情報不足な点もあるので、ここから詳しく解説していきます。
区画サイトをイメージする場合、長方形or正方形をイメージするかと思いますが、残念ながら遠岳キャンプ場は違います。
台形気味になっていたり、傾斜がある箇所や植木で一部は利用するのが難しいなど理由は様々です。
特に一番利用料金が安価なCサイトはこれらのデメリットが顕著となっており、家族での利用には向かないと断言できます。
安いには安いなりの理由がありますので、ご注意を。
利便性が最も良いAサイト
キャンプ場入口に炊事棟やトイレがある事から、入口に最も近いAサイトが利便性としては最も優れています。
しかし、キャンプ場としては最も低位置にあるので、景色を楽しむには物足りなさがあるサイトとも言えるサイトです。
Aサイト以外は車の通る急傾斜を上り下りする必要がありますが、Aサイトに限り階段もあります。
急傾斜は子供が転ぶと間違いなく怪我をするほど急な勾配なので、階段があると安心です。
また利用人数が増えると食器類の洗い物も増えるので、炊事棟が近いというのは人数が多い時に大きなメリットとなります。
小さなお子さんがいる場合は利便性の高いAサイトがおすすめです。
透き通った日本海が眼下に広がるEサイト
キャンプ場は「清ヶ浜」という日本海に面した高台にあり、どのサイトからも海を見渡すことが可能です。
中でも最も高い位置にあるEサイトの眺望は最高のひと言に尽きます。
ですが、入口付近に炊事場やトイレが集まっているので利便性は最も悪いです。
Eサイトから炊事場・トイレまでは約200mほどの距離なので、眺望のみに目を取られず利便性も考えてサイト選択をしましょう。
周辺の海域は透明度が高く、見ているだけで心が洗われるようでした。
夫婦・カップルでの利用は眺望が良いEサイトをおすすめします。
特筆すべき設備は無いものの、ゴミの無料回収あり
利用可能な施設や目立ったポイントを下記にまとめました。
- 炊事場(水道・かまど)
- トイレ(和式・洋式どちらも有り)
- シャワー(冷水のみ)
- 清涼飲料水の自動販売機
- ゴミ回収有り(要分別)
設備全体を通して、年季は入っているものの綺麗に管理されており、不満も無ければ特筆すべき良い点も無いといった具合です。
とは言いつつも、キャンプで出たゴミを無料で全て引き取ってもらえるという点は大きなメリットと言えます。
海に関するレジャーを望む人には素晴らしい立地
筆者が遠岳キャンプ場を利用したのは5月でしたが、高台から見ていると様々な目的で清ヶ浜を訪れている方を見かけました。
- 波止場からの釣り
- カヤックで沖へ出て釣り
- パックラフトでのレジャー
- 砂浜で遊ぶ家族
宿泊している2日間だけでも、8組の方々が上記の楽しみ方をしており、「まだ5月なのに!?」と人気ぶりには本当に驚きました。
管理されている方にも話を伺いましたが、夏の時期には隣接する「清ヶ浜海水浴場」は凄い賑わいを見せるそうです。
お子さんと海で遊んで、その後キャンプといった流れで利用してみてはいかがでしょうか。
キャンプ場内にはシャワー設備も設置されており、冷水しか出ませんが無料でシャワーが利用出来る点も海のレジャーを後押ししてくれるメリットとなります。
「道の駅 阿武町」まで車で約8分
このキャンプ場を利用する際は、必ず事前に立ち寄って欲しい施設があります。
それが車で片道約8分の距離にある「道の駅 阿武町」です。
この「道の駅 阿武町」を推すポイントとは何か?
それは新鮮な魚介類が衝撃的な安値で販売されていることです。
正直なところ、期待しないで立ち寄ったのですが、あまりの安さに衝撃を受けました。
筆者が無知なだけで、知名度があるのでしょうね…開店時間(10時)の1時間前から、開店待ちの列が出来ていたほどです。
この道の駅を知らなかったという方は是非一度足を運んでみてください。
ちなみに完成して間もない綺麗な温泉も併設されているので、キャンプ場のシャワーだけでは物足りないという方は是非そちらもご利用ください。
この遠岳キャンプ場は元々は「遠岳野営場」という名前で昔から愛されてきたキャンプ場だった様です。
筆者が利用する前にリニューアル工事に入ってしまったのが、少々心残りです。
工事以降は、同じ町内にあるABUキャンプフォールドと共に今まで以上に愛されるキャンプ場になったとの事でした。
遠岳キャンプ場・ABUキャンプフィールドどちらも実際に利用しましたが、それぞれに違った魅力があり、そしてどちらも満員になるほど人気のキャンプ場です。
ABUキャンプフィールドの紹介記事についても当サイト内で公開しておりますので、読み比べつつ参考にしていただければ嬉しいです。
最後にもう1度記載しますが、「道の駅 阿武町」には必ず立ち寄ってくださいね!
遠岳キャンプ場データ
キャンプ場タイプ | 林間キャンプ場 |
キャンプサイト | オートサイト |
予約 | 要予約 |
料金 | 有料 |
休日 | 水曜日 |
営業期間 | 通年 |
トイレ | あり |
水道 | あり |
シャワー | 冷水 |
かまど | あり |
ハンモック | 不可 |
ペット | 可 |
アクセス
住所 | 山口県阿武町奈古3762番地10 |
電話番号 | 050-3555-8063(遠岳キャンプ場) |